Uボート:235 潜水艦強奪作戦|私は書く。この駄作に費やした時間を供養するために(怒)

映画のこと
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こんにちは。

起承転結もPREP法も関係ねぇ!
怒りに任せて29記事目を書こうとしているモトコです。
親愛なる皆さま、お久しぶりです。

いかがお過ごしかなあ゛

おっと、失礼…
取り乱しました。

怒りというのは原動力です。
冨岡義勇の指摘を待つまでもなく。

過去を振り返っても
新しい行動の源にあるのは、怒りの感情だったということはあります。

さて今回の映画レビュー。
怒りのテンションを下げることなく
一気に書き貫く所存。

いろいろとフカイだし、フカカイなの。

せめてこの怒りの果てに
何か気づきをもたらして欲しい。

では、

いざっ!
※以下がっつりネタバレ

ストーリーとともに地雷案件を振り返ろう

驚愕のあらすじ

「Uボート:235 潜水艦強奪作戦」は2019年制作のベルギー映画です。
比較的最近の作品ですが
舞台は第二次世界大戦下、ナチスドイツが侵攻するベルギーの街から始まります。

スタン率いるベルギーのレジスタンス集団。
スタンはナチスに妻子を殺害された過去を持ちます。
ベルギー政府の依頼(❗️)で
「強奪」したというドイツの潜水艦Uボートにウランを乗せ(❗️)ベルギー領コンゴからニューヨークまで運ぶことに(❗️)
(それで原子爆弾を作ってナチスをやっつける予定…)

ちなみに235というのは艦番号ではなく、
ウラン235のこと。ややこしいわ!

ドイツ人捕虜のフランツ艦長に指揮を執らせ、
スタンらレジスタンス集団は過酷なミッションに挑む、というお話。
((((;゚Д゚)))))))

シロウトが優秀すぎる話か。

残虐さの扱い方

残酷な、見るのが辛くなる映画ってありますけど、
この映画、基本的にそういう路線じゃないはずで…
「アクション・アドベンチャー」なはずで…

スタンがドイツ人捕虜を拷問するシーンがあります。
それが視界にありながら、
のんきに会話をしリンゴをかじる仲間。

彼らにとって拷問は日常らしい。

しかもスタンは情報を聞き出しもせずに
手榴弾で捕虜の首をふっ飛ばす。
誰も驚かない。
ただ迷惑そう。

非人道的な場面を刺激的に描いてるところが、
それをスタンの豪胆さとしてどこか誇らしげに見せてるところが、
不快

憎い奴には何をしてもいいというのは間違い。
傲慢さにヘキエキする。

戦争してるとヒトはこうなるのですね。
暴力を前にして結局人間は
慣れるか、狂うかのどっちかしかないのか。

リアリティの欠如

血の匂いと
ささやかな笑いの合間に
ご都合に付き合わされてる感が漂う映画でもあります。

哨戒機の航続距離

コンゴ沖でドイツの哨戒機(戦闘機?)に見つかるのですが、
ドイツからアフリカまで飛んできたのかしら?
雑に調べたところ、当時のドイツの偵察・哨戒機の航続距離は4000〜5000km。戦闘機はもっと短い。無理。

それともアフリカにドイツの植民地?と思い調べたら、
確かにいくつか保有してたけど、
いずれも第一次世界大戦までとのこと。

この映画はフィクションだけど
物理的にあり得ないとか、辻褄が合わないっていうのは良くない。

実は空母を送ってましたっていう映画上の設定を作るか?
それはそれで理由が必要。

水圧無視の事案

ふつう、浸水してほぼ満水状態の部屋側へ
浸水してない部屋からドア(ハッチ)を開けるというのは
不可能です!

駆逐艦と衝突し海底に沈むUボート。
深度計は150mを超えます。

隣の区画に浸水し、
そこに取り残されたナディーン(スタンの娘)が溺死の危機。

父スタンは何の装備もないまま、魚雷発射管からいったん潜水艦の外に出て、都合よく開きっぱなしになっていた謎の入り口から再び艦内に入ります。

位置的にも乗艦する時のハッチではない。
潜水艦には出入り口1つじゃ…
いったいどこの
何の入り口ぃ?

そして忘れちゃいけないのは、
水深150m超は暗闇だということ。
目って開けていられるの?

海中とは思えない機動力で
ナディーンを探し当てたスタンは
障害物を取り除き(ここまで当然息継ぎなし)向こう側の仲間と協力してハッチを開ける。

え?奴らハッチ開けてる…
予想に反し、流れ込んでくる水の少なさw
なわけない!

障害物がなければ開けられるというものではない。

私は以前、災害体験施設で
水位が膝の高さまでくると水圧でドアを開けられないという体験をしました。

違和感この上なし。

このあと、フランツ艦長が捨て身で潜水艦を浮上させに行くのですが、
おかしな点をいちいち書いていたら終わらないので次行きますw

ナディーンも奇跡的に息を吹き返したし、良しとしよう。

潜水艦映画である必然性は?

タイトルに「潜水艦強奪作戦」とありますが強奪はしません。
邦題のみ
この映画見てない人がテキトーにつけたんだろうか。
誰か止めろ!

これは潜水艦を奪うことに四苦八苦する話ではありません。
Uボートは(その「作戦」は全く不明ながら)すでに奪われてきており(←しかも英海軍が)
主人公たちはウランとともに、コンゴ近海に浮かぶ艦に乗り移るところから任務開始です。

盗んだ潜水艦で
走り出す話です。

タイトルとお話が違う。

だけどなんで盗んでまで敵の潜水艦使うのかな。
アメリカ行ったら攻撃されそう。
ドイツは敵。

それにUボートは原潜ではありません。
アメリカやソ連の潜水艦と比べたら小さめです。
コンゴからニューヨークまで補給なしで行けるんだろうか?
これも検証が必要
→艦種によっては可能かもしれん。でもUボートの外観の特徴がそれとは不一致。

そもそも潜水艦は容量が少ないし、遅いし、物資の輸送には不向きな乗り物です。
ウラン、木の箱に入ってたけど。
普通の輸送艦じゃダメなのかな。
護衛つけて。
そうすれば敵の潜水艦奪ってくる必要もなくなります。
雑なレジスタンスに頼まなくても、
正規の軍隊が運ぶことになるかな。

あれ?
アクション・アドベンチャー映画はどこへ?

最後の最後に聞き捨てならない

沈没して浮上して、
途中で指揮官を失っても
Uボートは無事アメリカの領海に入れたらしい。

ザツに持ってきたウランを届けられたらしい。

1945年8月6日 マイアミビーチにて。
平和的で楽しそうな情景。
ラジオからトルーマン大統領のスピーチが流れます。

名指しはしないまでも、広島に落とした原子爆弾のことを言っていて
「今までにない画期的な武器を手に入れた」ことを喜んでいます。
デタラメなストーリーをこういうところへ結びつけるなよ!と思うけど。

怒。

オバマ大統領がその広島を訪れ
「核なき世界」のスピーチをしたのが2016年。
その3年後に作られたこの映画。
ふたつを簡単に並べることはできないが。

原爆の痛みや悲しみは、
日本人の、遺族のものでしかないのかな。
その脅威は、
全ての人間に等しいはずなんだけれど。

だけど初めまして、ベルギー

ところでベルギーについては
チョコレート以外何も知りません。

例えば言語。
何語が話されているのでしょう?
私はこの映画を吹替版で観たので、その種の疑問が頭をよぎります。

ドイツ語?
でも国境を接しているのはフランスも。

試しに字幕版をちょっと観てみます。
    ・
    ・(10分後)
    ・
よくわかりませんでした…w
フランス語ではなさそう。
これドイツ語?
ドイツ語ってもっとこわばった感じがするけど。
微妙…

スタンはフランツに英語で話したり英語以外で話したりしてます。
気分?
さすがヨーロッパ。

Wikipediaによると(←諦めた)
ベルギーの公用語はフランス語、ドイツ語、オランダ語だそうです。

公用語3つ!
気分で言葉を使い分けるって素敵。
たぶん。

このあと私は
Mac画面の右上にカーソルを合わせると
「字幕と音声」という項目が現れることに初めて気づきました。遅っ!

主な言語はここでわかるんですね。
そこには【Nederlands】と!!

ベルギーのレジスタンスが話していたのは
オランダ語でした。

潜水艦ネタ:モトコ視点で恐縮です

世界を脅かしたUボート

ドイツの潜水艦をUボートと言います。
ドイツ語、Unterseeboot(ウンターゼーボート)の略。
水の下の船。

ドイツは強い海軍を持つイギリスに対抗するため、
戦艦同士の戦いでは勝ち目がないので、
イギリスへの物資の輸送船の攻撃に潜水艦を用いました。

群狼作戦とか有名ですね。

特に第一次世界大戦でのUボートの暗躍ぶりには勢いがあり、
補給路を断たれたイギリスは降伏寸前まで追い詰められました。

こういうのを通商破壊と言いますが、
以前記事にしました↓

私としては比較的よく勉強した記事ですが
比較的読まれてもいません…

トリムとは

スタンたちがUボートに乗り込む際、
フランツ艦長がみんなに役割分担を伝えます。

通信・ソナー係、エンジン係などの他に
トリム係というのがありました。

トリムというのは
潜水艦を水中で水平に保つための海水が入ったタンクです。
艦首側と艦尾側にある。
つながってもいる。

潜水艦は水中にいる時、
自分で勝手に水平を保っているわけではなく、
ちゃんとナカの人が重量と浮力の調整をおこなっています。
トリム調整とかツリム調整とかいう。

重量と浮力のバランスは、搭載物や海水温度によって常に変化するので、双方のトリムタンクの海水を移水させて調整します。

そんな繊細にして重要な係ですが
あのガサツ集団の誰が担当したんだっけな?

魚雷の安全装置

Uボートに向けて魚雷が撃たれますが、
右舷に当たったものの
そのままかすめて起爆せずに通過します。

これは「レッドオクトーバーを追え」でも同様のシーンがあり、
パクリか?オマージュか?っていうのはありますがw

魚雷は自艦から300〜500mほど離れて爆発しないと
水圧の影響で自分たちも危険なため
安全が確保できる距離になるまで、どこかにあたっても起爆しないようにすることができます。

艦長の判断によっては
最初から安全装置を外して発射するということもあります。
その時はそれがどうか正しい判断でありますように。
たまに自暴自棄とか。失格。

終わりに:自分の逆、反対側に気づく

というわけで、
映画としてはほんとに駄作だと思いますが、
モトコブログのネタとしては
大変おいしい素材でした。感謝。

子どもの頃
【ヨーロッパで使われている世界地図】というのを見て衝撃を受けました。

ニッポンが、わてらのニッポンが、
こんなすみっコに…!

なにこの、相手にされてない感…
自分の知る世界だけが全てじゃない。
いろんな意味で、世界って広いなと思いました。

広島・長崎に落とされた原子爆弾についても
日本人とアメリカ人の考え方、感じ方は異なることがあります。

大事なのは、
自分と違う、反対の考えがあることに気づくことだし
そのことが、自分の思考が唯一だという思い込みを防いでくれる。
全く別の新しいことを導き出せたりする。

私はこうやってブログを書いて、
自分では大いに満足してるわけですけど、
そういうのうぜえよ!と思われているかもしれない。

自分の反対側を考える、想像することが
今私が取り組んでいる
または悪戦苦闘している、あるいは弄ばれている
スイングトレードでも役に立つかもしれない。

私が買うとき売る人がいて、
私が売るとき、それを誰かが買っている。

シーソーは
一人でやっても

つまらない

ではまた!

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