潜水艦の居住区|広さは寝袋1個分&ネット不可。持つべきものは着替えと本と無の時間

狭い空間 潜水艦のこと
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こんにちは。

倉庫のような自分の部屋から
お送りしているモトコです。

ベッドが面積の大半を占め、
書棚、デスク、季節家電や予備の寝具、子どもの日の兜一式、家族のスーツケース、
なくても困らないけど今すぐ捨てなくてもいい…いわゆる思い出関連の雑多なアイテム。

だけど自分の部屋というのは落ち着きますね。
広さは問題ではありません。

とはいえ、

潜水艦の超激狭プライベートスペースに
自分用の場所が割り当てられたら
それはそれで落ち着くんだろうか。

住めば都、なんだろうか。

「住めば都」に必要なものって
「慣れ」だけだろうか。

でも「慣れる」って「負ける」のゴマカシのような気もする。
「諦める」の類語のような気もする。

そんなの書きつつ、
現時点でこの記事どうするのか、タイトルもまだ決まってないの。

いつものようにノープランだけど、
始めようか。

潜水艦内部は区画に分かれている

船舶の内部は、浸水を最小限に留め
浮力を維持するために区画で仕切られています。
映画「タイタニック」ではあっという間に浸水したけど。

潜水艦の内部も同様の理由で
防水区画で分かれているのです。
全滅は防ぎたい。

そしてひとたび潜水艦に乗ったら
しばらく戻れないので、
寝起きする場所として
居住区というエリアがあるのです。

果たしてそれは
「居住」という概念が当てはまるのか…?

6つの区画で構成:そうりゅうの場合

私の本にはそうりゅうの配置例(艦首部→艦尾部)が載っています。

【第1防水区画】魚雷発射装置および居住区画
【第2防水区画】発令所、居住区画および電池区画
【第3防水区画】居住、食堂区画および電池区画
【第4防水区画】スターリング区画(AIP区画)
【第5防水区画】ディーゼルエンジン、発電区画
【第6防水区画】主推進電動機区画

潜水艦のメカニズム完全ガイド/佐野正 著/秀和システム

↑なんか真面目なブログっぽくていいですね。

潜水艦のレイアウトって
だいたいこんな感じだと思います。

それぞれの区画は防水隔壁で仕切られ
ハッチ(水密性の高い扉)を開閉して行き来します。

ちなみに、

猛烈に浸水する潜水艦で、
隣の区画にまだ人がいるのに
「ハッチを閉めろ!」
って言わざるを得なかった映画はこちらです↓

で、この6区画の中に一応
居住区と名のつく場所があるのですが、
ある種の「ギリギリ感」が迫ってくるなと
見学した私は思いました。

居住区を見学した

てつのくじらかん_居住区
てつのくじら館にて。カプセルホテルの方がいいね、きっと。

広島県呉市に大和ミュージアムというのがあるのですが、
そのすぐ近くに海上自衛隊呉資料館があります。
ここは「てつのくじら館」という愛称で、
海自の潜水艦「あきしお」(1986〜2004年就役)の内部が展示室になっています。
2回行きました。

てつのくじら館_wikipedia
てつのくじら館/Wikipedia

居住区のベッドは
基本的に非番の人しか使わないので、
昔、戦時中は入浴もまともにできないなか
数人が共同で使うなど、耐え難い状況だったそうで。
今は違うよ。

あ!そうそう、

少し前にフランスの潜水艦映画「ウルフズコール」を見ましたが、
主人公が仕事上のスランプでベッドに逃げ込むシーンがありました。

ウルフズコール/居住区のベッドに潜り込むシャンテレッド

↑ほんとに一瞬なんですけど、
この低さ・狭さ、ついでに主人公の逃げの表情、わかりますよねえ…

ウルフズコール/はみ出し気味のシャンテレッド

実際ははみ出すことなく
ベッドにギリ収まると思いますが
すぐ横を人が通るし、
特にいちばん下の段は
人の足元で寝てるっていう自虐的な感じが漂います。
スランプに陥った主人公にはベストな演出です。

ちなみにレビューはこちら↓

居住区でどう過ごす?

現在はタバコ禁止 
音の出るもの禁止 
任務に必要ないものは原則持ち込み禁止ですが、
ヒトには息抜きも必要。
本やトランプなんかは可。
麻雀はジャラジャラ音がするから不可。
ヘッドフォンで試聴できる小型の機器は可。
(食堂でもDVD視聴は可。ヘッドフォン必須)
電波を発するものは不可。というかそもそも電波は届かない。
スマホは決まった場所に預けないといけない、などの決まりがあるそうです。

上の写真でもわかりますが、
高さがないので
ベッドの上で上体を起こすという姿勢は取れそうにありません。
寝るのみ。

何で見たのか忘れましたが、
(なんてトボケたけどほんとは覚えてる。本の付録のDVD…)
自衛官の実際のベッド下収納が映っていました。
几帳面に詰められていたのは着替えくらいで、
非番の時は(その方は)静かに読書するそうです。

狭さへの耐性は必須ですね。
活字好き、尚可。

女性専用区が新たにできた

海自最新の潜水艦たいげいには
初めて女性自衛官が乗艦することになりました。

それに伴い女性専用区が設けられたことは
極力コンパクトに作りたい潜水艦の
新たな一歩と言えそうです。

急遽人員が増えてベッドが足りない時は
比較的スペースのある魚雷発射管室に
仮設ベッドを作るのだそうです。

映画「イン・ザ・ネイビー」(1996年)では、
突如乗艦することになったエミリーが、
魚雷発射管室にハンモックを吊るし、
エミリー特設区を作ってましたw
(当時はアメリカでも女性は潜水艦に乗れませんでした)

イン・ザ・ネイビー/魚雷に囲まれてるエミリー

ちなみにレビューはこちら↓

改めて問う、自分に必要なもの

無人島に3つ持って行くとしたら?っていう問い

これは昔っからある問いかけですが、
自分に必要なものについて、
いろんな方向から考えることができておもしろいですね。

試しに旦那に聞いてみたら
【ライター・飲水・ナイフ…だよね?あと
と4つ目を挙げるという反則行為を犯したうえ、
現実的かつ予想通りのつまらん回答でしたw

子どもに聞いてみたら
【豪華客船で行けばいいんだよ!】
どこかに繋留しておくのか。
確かにこれひとつあれば、火おこしとか関係なくディナーを楽しんで快適に生き残れる。
ちょっとナメてるけど勝ち組な回答でした。

そして私の回答。
【本・着替え・寝袋】です。
小旅行かよ!と言われそうですが、
無人島だからってサバイバルを連想するのは
私が思うに、
倦怠の極み乙女!

無人島といえども2〜3泊程度なら
むしろ日常を持ち込んで
明るいうちは本をむさぼり読み、
暗くなったら無の時間を過ごすという、
島1個貸し切りの贅沢とともに
ノープランの極みを体験したいと思います。

2〜3泊でお願いします。

物を持つ不自由

私は、ものを意識的に捨てるようにしています。
いつか使う時が来るかも、という足し算ではなく
それがなくてもどうしたら困らないか、という引き算で考えてる感じです。
捨てたことで出来た空間を見ると解放された感じがします。

一方で、捨てるということには
少なからず胸の痛むことがあるので、
なんとなく買う、ということはやはり意識的にしないようにしています。

何もないスッキリした部屋が理想ですが
現実はそうもいかず。

子どもの工作が捨てられない。
工作は増える。劣化する。
完成して、人に見せた時点で
その「役割」は終えているのかも知れない。

終えられないのは私なのかも知れない。

終わりに:持たざる者はノープラン

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」で
主人公であるキム家の父(家は半地下、仕事は無職)
「絶対に失敗しない計画はなんだと思う?それは無計画だ」
と言っています。
無計画であれば想定外の事態に怯えることもない、のだそうです。

ノープラン最強!
∑(゚д゚lll)

確かに無計画は「持たざる人」の特権かも。
※ヒマと無計画は違います。

持たざるブロガー、モトコとしては
着地点が見えないまま
見切り発車で記事を書くことにも慣れ、
更新できないかも知れん…(汗) という恐怖からも
だいぶ解放されてきたよ。

今だって常に
自分が何をどう書くべきか考えてはいるけれど、
いつも明確な設計図をもって臨んでいるわけではなく…ただ、

考えた末のノープラン。
力尽きてのノープランだ。

もう書き始めないと終わらない。

書こうと思うものはときどき強い光を放つのだけど、
その周りは厚くぼんやりしていて
必要なものなんてこれだけなのに
なかなかその姿を正確に捉えられない。

ちゃんと見えた時は必ず
みんなに伝えたいと思う。

確信のノープランで。

ではまた!

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