こんにちは。
政府:ガバメントの綴りは、
government ということで
nが入るということを、この映画を見て知ったモトコです。
受験時代も見事にスルー。
さて今回取り上げるのは
1990年公開「レッドオクトーバーを追え」
ザ・金字塔。
ある意味、もう何も書くことは…。
学生の時、ゼミの先生に言われました。
「研究の対象には大物を選べ。大物は湧き出る泉。ネタが尽きない」
「そんでがっぷり四つに組め」
「苟も何か書かなければならない時は文献を10回読め。自ずと書くべきことがわかるから」
お、オーケー、オーケー(汗)
ここは基本にかえって、
自分の書くべきことを見つけようじゃないか。
そしたらほんとにネタが尽きなくて、
前編【主にアイコンタクトの話】
後編【主にモトコ推し艦長の話】
の二本立てとなります。
あなたの時間を無駄にしないといいのですが。
ほどほどにどうぞ!
レッドオクトーバーを追え あらすじ
トム・クランシーが保険屋さんをしながら、9年がかりで書き上げた小説
「THE HUNT FOR RED OCTOBER」が原作。
1984年、冷戦時代。
ソ連海軍のレジェンド、ラミウスが艦長を務めるのはタイフーン級原潜レッドオクトーバー。
無音航行システム「キャタピラー」を搭載した最新鋭です。
アメリカへの亡命を企てるラミウスと副長のボロディン、以下有志の士官数名。
原潜コノヴァロフとの演習命令(キャタピラーのテスト)で出港しますが、乗組員には「訓練のためアメリカへ向かう」と嘘の命令を伝えます。
ラミウスは亡命の意志を綴った手紙をソ連政府に送っており、ほどなくしてレッドオクトーバーの追跡・撃沈命令が下されます。
(演習に出たと装って実は亡命。後から知った政府は、そうはさせるか!と刺客を放つの図。)
その頃、偵察中の米海軍ロサンゼルス級原潜ダラスが、データベースにない新型潜水艦の音をキャッチするも、一瞬でその音が消え、見失う。
海軍から、謎の潜水艦の調査命令を受けたライアン(CIAアナリスト)は、それがキャタピラーを搭載したレッドオクトーバーであると気づき、彼らの目的は攻撃ではなく、亡命であると主張します。
亡命したいレッドオクトーバー、
それを阻止したいソ連、
レッドオクトーバーの本当の目的を見定めたいアメリカ、の三つ巴。
レッドオクトーバーが、アメリカ攻撃を可能とする位置に来るのは4日後。
そこで、ライアンには亡命であることを証明するため、3日の猶予が与えられます。
ここから、ライアンの壮大な
パシリ旅が始まります。
物語が終わる頃、
また一つ骨太に成長した彼に、会えるかもしれません٩( ‘ω’ )و
うっすらお気づきでないといいのですが。
あらすじ、めんどくさくなってきました。
濃厚なアイコンタクト全7回
亡命を企てるラミウスとボロディンのアイコンタクトは、全編135分の映画で全7回。
19分に1回の割合です。
多い!とりあえず多い。
これはもう潜水艦政治サスペンスアクション映画というより、
目と目で通じ合う♪映画です。
そこで全てのシチュエーションを列挙してみた。
いや、おもしろそうだから、つい…。
秘密裏に進められる亡命プラン。
周りの乗組員には、絶対に悟られてはなりません。
その視線に、言葉の真意を絡めとる、
2人のただならぬ絆に触れてくだサイ。
ドキドキだー!\(( °ω° ))/
最初の敵プーチン
亡命したいラミウスたちにとって、
最も邪魔な存在である政治士官(監視役)の名前は、偶然にもプーチンです。
そのプーチンが、命令書を確認すべく艦長室で待っていることを、ボロディンがラミウスに伝えます。
ボロディン「プーチン政治士官は(ラミウスを見る)すでに艦長室へ(殺すのですね?)」
ラミウス「そうか(ボロディンを見る)ここを頼む(殺してくる)」
2人の間には、すでに事故に見せかけて殺す手筈が整っていたようです。
秘密会議始めるとき
ラミウス、ボロディン、有志の士官たちと軍医ペトロフの食事シーン。
ペトロフは亡命のことは知りません。
みんなで秘密の亡命会議始めたいのに、ペトロフのおしゃべりが止まらない。
ラミウス:ボロディンをチラ見
ボロディン「お話中ですが軍医。一番新しい放射線バッチの数値はわかりますか?」
ペトロフ「……今か?」
ボロディンの忖度により、
不満そうに(そりゃそう)部屋を出て行く(締め出される)Dr.ペトロフ。
彼がいなくなったところで、
亡命の件は、すでに政府に知らせたと打ち明けるラミウス。
それじゃあ追っ手を向けられるじゃないかよ!と、一同ちょっとしたパニックに陥るのでした。
狭いのに速度上げる
入り組んだ海底の隙間を、
速度を上げてそのまま進めというラミウス。
次のルートまで旋回点に狂いが生じないか、みんなヒヤヒヤ。
ラミウスの余裕の構えに、みんなイライラ。
だけど「持ってる」艦長のフネは、
何事もなく、うまいこと進んでいるみたい。
ボロディン:ラミウスを見る(さすが艦長、こんだけ飛ばしてもお見事ですね)
ラミウス:ボロディンを見る(ドヤ顔)
演習のはずが魚雷本物
ソ連の対潜哨戒機が、スクリュー航行に切り替えたレッドオクトーバーをキャッチ。
魚雷を投下。
ラミウスの神がかり的な指揮で被弾を回避。
(本当はアイコンタクトなんかより、こっちの方が価値ありです。見せ場です。)
その直後、
乗組員「艦長!奴らほんとに撃ってきた!演習なのでは?」
ボロディン「落ち着け。奴らが本気なら我々はとうに死んでる」ラミウスを見る(まずいですね)
ラミウス:ボロディンを見てから、周りを見る(怪しまれたか…)
ダラスへの2度目の返答のとき
ラミウスの意図を確認するため、原潜ダラスに乗り込んだライアン。
ようやく捉えたレッドオクトーバーに、浮上してモールス信号を送ります。
「亡命を望むなら、返事は探信音波一発で」
レッドオクトーバーから探信音波一発が返されます。
続いて「では、ローレンシア海溝で落ち合おう」
ソ連に対して亡命の真実を隠し通すには、レッドオクトーバーを沈めたことにしなければなりません。
それも、回収を諦めるほどの深海に。
ラミウスは、米側から協力が得られるとわかり、再度探信音波で返答をします。
ラミウス「探信音波で距離を測ってくれ」
ボロディン「艦長、それはたった今…」
ラミウス「いいから、もう一度やってくれんか」穏やかにボロディンを見る
ボロディン「(察し)了解」
ボロディン。
まるでお客様の意向をどこまでも汲んでくれる、ホテルコンシェルジュのようです。
南に旋回するぞ、のとき
そんなわけでローレンシア海溝に向かいます。
悲願の亡命まで、可能性が見えてきました。
ラミウス「南に旋回するぞ」力強くボロディンを見る。
ボロディン:海図をたどる先にローレンシア海溝。これは!! ラミウスを見る「了解!」
放射能漏れって一芝居打つとき
ローレンシア海溝北端、グランドバンクにて。
亡命に関わらない下士官や乗組員には、艦を降りてもらわないといけません。
そこで、原子炉の放射能漏れを装って救助ボートで全員を退去させます。
ラミウス「換気を」
ペトロフ「換気など。即刻全員に退艦命令を!これは破壊工作です!」
ラミウス「決めつけるな!」
ペトロフ「艦長おおお!!」
ボロディン「私も軍医のいう通りだと思います」
ラミウス「(考えるフリ)仕方ない。全員デッキへ」
ボロディン「了解!」
ペトロフがいい感じに役に立った。
副長ボロディンには、モンタナで暮らしたいという夢があります。
奥さんにウサギを料理してもらって、キャンピングカーであちこち旅行するのを楽しみにしています。
そんなボロディンです。
ジャック・ライアンはどこがすごいか
秘密会議のあと、
ラミウスがボロディンに言います。
(追っ手よりも)心配なのはアメリカ海軍だ。
有能なやつに接触できれば、すべてうまくいく。
そして彼らの前に現れるのが、
有能なパシリ、ライアン。
3日間という制限がある中で、
あの移動距離は目を見張るものがあります。
フットワークが軽いというのは素晴らしいですね。
重宝がられる。
だいたいそういうのは下っ端の証という気もしますが、
悪天候の中、ヘリから潜水艦に乗り移る根性は尊敬に値します。
洞察力なんかは朝飯前として。
「人間の価値は移動距離だ」って言ってたの、誰だったっけなあ?
後編へ続く
ラミウスの指揮官としての手腕よりも、
ボロディンとのアイコンタクトに終始した前編でした。
この映画を見る機会があったら、ぜひカウントしてみてください!
後編では、米原潜ダラスの優秀な2人のお話から入っていこうと思います。
あと、モトコ視点の潜水艦ネタもまじめに取り上げます。
ぜひお立ち寄りください。
ではまた!
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