カタチを変えて進化するもの。潜水艦以外に探したら「飛躍」しすぎたようだ。

歴史
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こんにちは。

ブログのネタを考えて、さまよっているうちに、
ティクターリクに出会ったモトコです。
はじめまして、リク。

Tiktaalik
「ティクタアリク」とも表記されるそう。
だからティクター・リクさん、というわけではなさそう。
何者?

今回は潜水艦の
カタチの変遷を追ってみたいと思います。

船体形状に見る進化の歴史ですね。
というか、世の中のほとんどのものは
それこそ生物から家電まで
生き残りをかけて、
誕生して以降、そのカタチを変えている。
カブトガニとかですか、変わらないやつ。

で、始めようと思うんですがぁ、
ちょっと
こじつけネタの方がおもしろくて脱線したよ。

舟からの涙からの葉巻

その前のカタチ定まらない時代

潜水艦の黎明期について「はじまりの話 前編・後編」として記事にしたことがあります。
あれは、もっとざっくり1編完結にして、詳細記事を別に作ってリンク張って、
【まとめ記事&記事群】にすればよかったと、今になって思ってるモトコです。
今だから思うことですね。
あの時はあれで必死だったのです。

↑こちらの記事では、
のようなのような形をしたタートル
筒状の船体に長いスパートーピードを取り付けたH.L.ハンレー
で、他にもいろいろありまして、
最終的に現代潜水艦のルーツ、
ちょっとフグみたいなホランド級潜水艦までを見てきました。

フグから先はどうなったのか?
2つの世界大戦を戦う頃、もうフグはいないらしい。
フグ、その後にフォーカスします。
フグフグ…

ちなみに「フグ」ってのは

もう少しまともな言い方は「回転体船形」というそうです。

回転体。
中1の数学に出てくるそうですが、私、覚えていません…。
1つの直線を軸として平面図形を回転させてできる立体です。

私は以前の記事では「フグ」だなんて書いていません。
「なめらかにずんぐりしている」と表現しました。

要するにこの形は水中抵抗の軽減を第一に考えてのことです。
速度とか安定感とか、
水中兵器としての信用性にはまだいろいろ改善の余地はありました。

水上艦型

舟型とも言います。

潜水艦が兵器として重用されるようになったのは、第一次・第二次世界大戦の頃ですが、
この頃はフグのようなシルエットではなく、形はほぼ水上艦に近いものでした。

当時は潜水艦というより「可潜艦」という分類で、
必要に応じて潜ることもできる艦」というものでした。
スクリューも左右の2軸。
甲板に大砲とか機銃の類が付いてたりします。
だから潜航深度も今と比べて浅かった。

周りに敵がいなければ、水上航行している時間の方が長かったんですね。
その方がスピードも出る。

水上航行が多め、ということは波対応重要。
結果、水上艦型です。

submarine_figure
表紙に各種取り揃えてあります。

涙滴型

ティアドロップ型とも言います。
潜水艦らしいカタチです。

第二次世界大戦末期から戦後にかけては、
隠密性重視のため、
水中により長くいられること、より早く航行できることを目指し、
流線形になっていきます。
大砲なんかも取っ払って、余計な凹凸をなくしたのが涙滴型です。
スクリューは艦尾(真ん中)に1軸。

アメリカのアルバコアという潜水艦(実験用)がその第1号です。
ただ、水の抵抗は減らせたが、艦内が狭くなった…。

葉巻型

葉巻型、としか聞いたことありません。

冷戦時代から主流となったのがこの形です。
現代のトレンドです。

日本の潜水艦ではおやしお型以降この形。

涙滴型の艦首と艦尾はそのまま、その間が円筒状でやや長く。
キャパも増えました。
居住性の向上!

この形になったことで
セイルを含め、全体に吸音タイルが貼られており、探知されにくい仕様。
平らになって貼りやすそう?
また船体のまわり(両側面)にフランクアレイソナーを装備することができました。
艦全体がソナー、みたいな感じですかね。

うちの冷蔵庫に潜水艦マグネットがくっついてるんですが、
これは葉巻型、ですね。短い。
ちゃんとX舵になってるので、
一応そうりゅう型のようです。
おもちゃです。
ただほんとのそうりゅう型のお腹は赤くないです。

soryu_magnet
今は「ヤマザキ春のパンまつり」のシール台紙(2枚目)を留めてある。

そんなわけで、
フグ以降は、水上艦型→涙滴型→葉巻型と
3回モデルチェンジした潜水艦でした。

で、これだけで終わるのもなあと、
同じく、カタチを変えて進化するものを探してから考えようと思ったら、
出会ったんですよ。

こちらに↓

Q.ところでティクターリクって誰?

A.魚とヒトのあいだ

Tiktaalik
ティクターリク(Wikipediaより) とりあえず上陸の理由を伺いたい。

2004年、カナダ北部で発見された絶滅肉鰭にくき類の化石。
肉鰭:肉質の、肉厚なヒレ、のことでした。字の通り。
魚類(水生動物)から四肢動物(陸生動物)への
進化の過程を示すと評価され、
イヌイットの言葉で「大きな淡水魚」の意味の、ティクターリクと名付けられました。

デボン紀(3億7500万年前)に生息。
なんとなく「この路線でいくとワニになりそう」な雰囲気の外見。
全長2.7m。

私は「サルからヒトになった」っていうところだけがドラマチック過ぎて、
サル以前のことにはほぼ何の関心も持たないまま、
今まで生きてきましたがあなたは、
サル以前の、
ヒトのルーツを持つ何者かに、思いを馳せたことありますかっっ?
サルだって最初からサルじゃない。

人間の腕や手は魚の胸鰭、脚は後ろ鰭が進化したものだそうなのです。
ヒレって言ってるけど、関節があって、構造は人間と同じみたい。

ティクターリクは、
「魚類と陸生四足類との間の「飛躍」を埋める過渡期の生物種として最も良く知られている」そうなのですが、こういうのはシーラカンスとかもそうで、他にも同じような(でも聞き慣れない名前の)両生類の祖先みたいな魚はいるんですね、いくつも。

ティクターリクは(今のところ)その中でも最も進化していた「魚」で、
胴体から独立して自由に動く首、四肢の関節、骨盤があったそうです。

モトコ、二足歩行・肺で呼吸してます

肉質の(強く器用な)ヒレを持った魚類が、
海から陸に上がり、新しく生きる場所を見つけたことを、
「脚・ひれ・翼はなぜ進化したのかー生き物の「動き」と「形」の40億年ー」という本では、
シャイクスピアの「リア王」から以下の部分を象徴的に引用しています。

生まれで土地が持てないなら、頭で取ってやる。
どんな手段を使おうと、うまくいくならおれはなんでもいい。

ウィリアム・シェイクスピア「リア王」(第1幕・第2場)

おもしろいですね。
ティクターリクたちにも、こんな凄味があったのかと想像するとおもしろい。

なんで陸に上がったのかなあ。
水中にいる時に、すでにヒレが丈夫じゃないと、
陸に出たときに、自分の重さを支えられないじゃないか。
本、ちゃんと読んでないので謎のまま。

戦略的なのか、たまたまなのか。
今日も私が地上で深呼吸できるのは、
そんな彼らの中の、破天荒な誰かのおかげかもしれない。

終わりに:終わってる場合か!

この記事は、当ブログ16記事目になります。遅。
なんか今回は煮詰まって、迷宮入りして、気が滅入りました。
気滅のブログだよ!

潜水艦のカタチの変化と、生き物の進化。
ゴーインに接点を見つけられそうで、だけど触れられないまま終わります。
無理。
あんまり新しくできなそう。

つい勘違いしちゃうから苦しいんだな。
誰も期待なんかしてないってば!
好きにやれ。

私たちは常に、
過去からつながる現時点までのことしかわからないので、
今起きてることが本当は何なのか、
どう位置付けられるものなのか、
未来になってはじめてわかったり、また別の見方ができたりします。

最新の潜水艦も、まだ道の途中?

今煮詰まってるのは、このブログの過渡期なのか。

ティクターリクも、別にヒトになろうとは思わなかったはずで。
「過渡期」扱いされるなんで思わなかったはずで。

その足で、いやヒレで、
海から陸に踏み出した
我ら脊椎動物
最初の一歩の大きさを、
噛み締めることにします。

そしてまた考えるよ。

ではまた!

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