こんにちは。
フロ掃除からゴミ回収まで
大変スタイリッシュな仕事をしているモトコです。
今日あなたは、
何をどこへどう捨てましたか?
ゴミの捨て方は始末のつけ方。
その人の生きる態度だと考えるのは過剰かしら。
そして、
そんなゴミ記事(←やな表現)を
ちゃっかり潜水艦ブログとして更新する私の態度は、
ブロガーとして許されるものなのだろうか。
どうしたらそんなことできるんだろうか?
大きな心で読んでいただけると
幸いです( ^ω^ )
生活ゴミを観察。これぞ自由研究!
清掃員モトコ
私は、
駅近(ほぼ駅前)で、
築5年くらいの、
富裕層シニア向けの、
タワーじゃないマンション(20階未満)
にて清掃員を始めました。
各所の掃除を終えて、
最後に最上階からゴミ回収。
(各フロアにゴミ置き場あり)
だいたい一度に2フロア分回収し、
裏手のゴミ倉庫へ運びます。
所要時間:1時間半〜2時間。
けっこういい仕事。
ワンパーソンワンスタイル
ゴミの捨て方なんて、
みんな同じだと思いますよね。
モトコは思ってました。
違うのです。
しかも、
自分の捨てスタイルを変えるのは容易ではない。
いつも通りのやり方は
自分だけのものかもしれない。
日々回収していると、
昨日のアレと今日のコレは
同一人物のものだと推測できたりします。
例えば、
■生ゴミ。ツユダクな人はいつもツユダク。
その人にとっては生ゴミってそういうものだから。でもディスポーザーあるはずなんだけどな
■空き缶のラベルを剥がす人は、中も洗っている可能性大。
ラベルのない缶はだいたい中もキレイ。洗いつつ剥がすとやりやすい。
ちなみにビンは中身が少量残ったままってよくある。
■食品包装プラスチック。必ず大きさ・種類ごとに束ねた上で袋入り。
見た目のコンパクトさを裏切る重量。
King of 几帳面。
果たしてそこまでやる必要って…
■納豆のフィルムのみ、いつも5〜6枚だけが45Lの袋に入ってる。空気>ゴミ。
いろいろと謎。分別の細分化?ゴミ袋っていったら45L一択なのか、もしくはゴミなんてちょっとでも家に置いておきたくないか…
■分別という壁を乗り越えられなかった「見た目は大人…そう見た目だけは大人」
紙くずベースだったところへ鼻毛カッターとか捨てた途端どうでもよくなって、陶芸の失敗作まで捨てちゃったやつ。使いかけのスプレーやベルトとか一瞬考えちゃうやつを保留にしてたけど、ある程度集まったので、この際まとめて捨てることにしたやつ等々。
ごちゃまぜのルーツを想像して楽しむ遊びを思いついたが、
分別できないゴミなんてないよ。
書き出したらいろいろ出てくるけど、
もうそのゴミの特徴だけで、
今自分が何階にいるのかも分かったりします。
高層階と低層階の異なる傾向
高層階:ラク
なぜかわかりませんが、
高層階は全体的にゴミが少ないのです。
だいたい2フロアずつ回収しますが、
4〜5フロア分、一気に行けたりします。
そして、
ゴミの出し方が美しい。
「美しい」が言い過ぎなら、
「清潔感がある」とか「こじんまりしている」という感じ。
【生ゴミは袋の内側に新聞紙が入っている】
ゴミを包み込むようになっていて、見た目の不快さがない。
焼き鳥の串なんかが突き出てくる恐れもない。
紙が水分を吸収して焼却することを考えると合理的。
こんな仕様で出されるゴミは複数あるけど、
ゴミ袋の材質や大きさ、
袋の結び方が異なることから、
別世帯のものと思われます。
【紙ゴミは伊勢丹の紙袋に入っている】
わりと見かける。それか髙島屋。
ゴミ感薄め。
【燃えないゴミが出ていることはあまりない】
割れたガラス製の鍋の蓋とか。
たまーに。
【一升瓶やワインの瓶はよく出てる】
しょっちゅう同じ銘柄のがよく出てるw
以上、ラクに回収でき助かります。
低層階:洞察力を要求される
低層階→3階あたりまでを言っています。
こちらは上のこじんまりした感じと比べたら、
比べたらゴミ多め。
(大きなゴミ容器のフタが閉まらない…汗)
で、扱いにくいこともたまに。
結んでないとか、詰めすぎて袋破損とか…
ご注意ください!
で、なぜか衣類のゴミ多め。
ほぼ新品?とかもある。
タグがついたままのとか。
同僚のKさんに言ったら
「やっぱそう思う?」と言われたので
そう感じているのは私だけではないのだ。
量が多いだけじゃなくて、
変な、不思議なゴミというか
おかしな現象をときどき目にする。
【未開封のレトルト食品が20個くらい】
賞味期限切れだとしてもこの量は…
【未開封の納豆のパックが20個くらい】
上に同じ。ちなみに極小粒。
さらにわからないのはこっち↓
【16ロール入りトイレットペーパー(香り・エンボス加工・プリント付)を2パック半】
私の認識ではこういうのは腐らない。
断捨離の対象にもならない。
なぜ使わない?
状況からして置き忘れではない。
あとこれ↓
【靴2足じゃなく、片っぽだけの靴×4個】
ミステリアス。
それぞれのペアの行方は?
どうせゴミなんだけど、ストーリーが気になる。
とまあこんな感じ。
いずれ私も慣れてしまって、
この不可解をスルーできるようになるんだろうか。
慣れても鈍くなるのは嫌。
この傾向の違いって何なの?
価格の差?
マンションの上の階と下の階の違い。
価格。
でもなー、
お金持ちは良いモノを買える
↓
良いモノは長持ちする。
愛着が湧いて大事にする。
だからやたらと捨てない。
↓
ゴミ少ない
というのは一つの図式として成り立つけど、
タワーでもない同じマンションで、そこまで差があるもの?
20階って言ったら相当な差?
※「SUUMOジャーナル」によると同一マンション(20階以上)内での最低坪単価と最高坪単価の差は、首都圏で平均3.71倍(2016年)だそうです。
差、あるかも…
でもそもそも低層階に住んでる人だって、
それなりに「お金持ち」のはずなんじゃ?
お金持ちはいつでもいっぱい買える
↓
だから捨てることに躊躇がない
↓
ゴミ多め
あれ?
お金持ちにも種類があるってこと?
良いモノ買うか、いっぱい買うか。
質と量のどちらを重視するかが
ものの捨て方にまで影響するんだろうか。
…いや。
するかもな。
感覚的に。
するかもな。
ゴミとの距離感?
当然だけど、
高層階に住んでると外出がめんどう。
それでUber使う人もいるようだ。
各階のゴミ置き場は高層階になるほど、
下界との隔たりが生まれ、
同時に自分とゴミとの近さを覚えませんか?
いや住んでないけど。
ていうか、わてら毎日捨ててんだけど。
なんとなく、
できるだけキレイな状態でゴミを置いておきたくなる。
見た目や匂いに気を遣った捨て方になる。
自然とゴミは少なくなって
いつしかそれが高層階のスタンダードに。
以上モトコの想像でした。
何人も、海域において…
疑問は潜水艦映画から
海に流れ着くプラスチックゴミが
かつてないほど深刻な昨今です。
潜水艦映画「眼下の敵」を見ていると、
冒頭、調理場のゴミを駆逐艦の甲板から海に投げ捨てるシーンがあります。
ま、この映画古いし昔はそんなもんだったのかなと思いました。
生ゴミなら魚の餌になるだろうし。
読まなくていいけどレビューもある↓
「U-571」では、潜水艦の魚雷発射管からゴミや死体を捨てるシーンがあります。
これは偽装のためなのですが、
通常の廃棄も発射管からするの?
専用ケースに詰めて発射管から、と言うのも聞いたことはある。
持ち帰らないの?と疑問でした。
レビューまだない。
で、ネットで調べましたが
潜水艦からのゴミの捨て方に関しては
いろんな回答がある上、真偽のほどがわからない…
生ゴミは冷凍させとくか…
分解されない廃棄物についてはこれがあった↓
いちおう国際法に準じて、
「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」が定められている。
主に油、有害物質、分解されないものに関して。
第三章 船舶からの廃棄物の排出の規制
【第十条】何人も、海域において、船舶から廃棄物を排出してはならない。
※船舶には海自の艦船も含まれます。
→だけど、船の安全確保や人命救助のためなら可。
(転覆させないためにコンテナ捨てるとか)
また船の損傷などで廃棄物が排出してしまった場合、それを防止する一切の手立てをとっても無理だったときは可、ということが付け加えられています。
基本的には捨てちゃいけないけど、
しょうがないときはしょうがない、ということか。
でも表向き「持ち帰る」としていても、実際にはプラやビニール類はけっこう普通に捨てられている、というような記載もかなりあり…
特に公海はどこの国にも属していないので
文句言う人もいないし、
もしかしたらいろいろ捨てられていそう。
捨てるのって簡単よね。
マンションでも、海でも。
結局、センスの問題なんだよ
ゴミの捨て方を心得てる人は、
たぶんトイレの使い方もキレイで、
風呂入った後も、湯船に髪の毛が浮いてないし、
チェックアウトした部屋は荒れてなくて、
恋愛の終わらせ方もeasyじゃない、
そんな人だろうと想像します。
想像は自由。
それって小慣れてるよね。
その場に馴染んでるよね。
fitしてるよね。
言語化ムズカシイよね。
捨てることも考えてモノを買うというのは有効かもしれません。
ということは、別れることも考えて誰かと付き合うのか。
死ぬことも考えて日々生きるのか。
全然ありかもね。
大なり小なり、
自分がお世話になったモノたちとサヨナラするとき。
ゴミ置き場からその先、
関わる人がそれをスマートに扱えるだけの心配り、
というかセンスを
私も持ち合わせていたいと願う今日この頃。
ご機嫌よろしゅう。
終わりに:モトコは職場になじんでる
職場であるマンションは高齢者が多いので、
多目的トイレに使用済みのオムツが置いてあったり、
大浴場で大きい方しちゃうってこともあります。
今となっては「だからなんだ」という感じで
注意すべき点はあるけれど、どうってことはないのです。
仕事にはさっさと慣れてしまった方がいいけど、
主にブログのネタを考える都合上、
生活の中の「慣れ」こそが敵だと思うこともあります。
そう、驚きはゴミの中にも。
ゴミ捨ての最中、入居者の方によく言われます。
「毎日すごい量だね。
でも誰かやってくれる人がいないと本当に困ってしまう」
仕事がおもしろいわけじゃない。
ただここの人たちにとって
ささやかでもエッセンシャルな自分を発揮できるのは喜ばしいことだ。
そして「私の知らない入居者」が
「いつも手を振るおじいちゃん」になっていく。
「時々缶コーヒーくれるおばちゃん」になっていく。
いつか
「掃除のモッちゃん」と呼ばれる日のために、
今日も膝までロールアップスタイルで頑張るよ。
ではまた!
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